中学の恩師とお会いしました。

先生は、とてもお元気でした。

今年で90歳になられます。お互いに顔は随分老けてしまいましたから、街ですれちがっても分らないかもしれません。
それでも話しているうちに、昔の面かげが蘇って来ました。最後にお会いしたのは、1997年だったかな。だから、20年以上前ですね。

思い出話を色々しましたが、プライベートの事とか、同級生の話とか知らない事柄一杯ありました。

先生は、中学の教師として50年勤められました。私はその内の2年間お世話してなりました。たった2年ですが、とても面倒をみていただきました。

その中で気になったのは、朝鮮人野同級生の話です。彼と私は、小学校から同じでしたが、その頃は、今程反日ではなかったし、私達も意識していませんでした。

みんな同じ様に貧しかったわけです。私の街は、それなりに景気は良かった様で、日本の各地から多くの人が、しごとを求めてやってし来ていた様です。といっても、お金が沢山貰えるわけではないので、みんな貧乏でした。

朝鮮の人も多く住んでいた様ですが、彼の家は、父親が酒浸り、母親は、北朝鮮へ帰国とどん底の暮しだった様です。

先生は、彼を心配して時々様子を見に行かれていた様ですが、父親からは、「日本人の女に助けて貰いたくない。」とよく怒鳴られ恐い思いをしたそうです。

まあ、私の中学は、貧しい地区だったという事です。そんな話をした楽しい時間をすごすことが出来ました。

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