昨日NHKの音楽番組でグールドの特集をやっていました。
グールドはあまり聞いた事がない人でしたが、司会の人の解説がとても分かりやすく、興味深く見ていました。
グールドの弾き方は独特で、背中を丸め超絶技巧と呼ばれる指先から沢山の音を弾き出します。沢山の音が溢れ出してくるのは、初めて見ました。
グールドの最後の録音の様子を撮った映像を見ていた時、次々と弾かれた音が流れているのを聞いていた時、不意に「タラララ」と下がっていった音が、ピカッと光って聴こえました。
そんな経験は初めてでした。
その音の粒だけが、確かに光って聞こえたのです。
グールドは、ピアノを弾く時音楽に合わせて身体を円を描く様にゆすります。
それを見ていると、私の体も同じ様に揺れていました。
その中で音がキラリと輝いたわけです。
何の意味があるのか分かりませんが、貴重な体験ができました。
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