紅葉狩りに出かけました。行き先は、美濃の大矢田神社。高速道路が混んでいて、昼食時間となったため、途中、岩井の菜飯田楽へ行くことに。
ここは、岐阜市の東北にあり、昔から有名なところのようです。延山寺東院の入り口に二軒のお店が並んでいますが、奥の駐車場に停めて入りました。
少し待ちましたが、奥の座敷に通され注文です。
芋田楽、豆腐田楽、五平餅、菜飯、茶碗蒸しとお願いし出て来るのを楽しみに待っていました。
最初に、五平餅が出てきました。五平餅は、三河と違い小さな丸いのが三っつ。値段も安くて美味しいものでした。
次に、サト芋の味噌田楽。豆腐の味噌田楽。少し甘めの味噌ですが、これも素朴で美味しかった。
菜飯は、少し塩辛い感じがしましたが、田楽の甘さを締めるのにはいいかも。
時間が空いたので、おでんも食べる事に。
こんにゃくとはんぺんを鍋まで自分で取りに行って味噌に浸けます。これは、この地方の食べ方でしょう。
この時、考えていたのは、いつからこのお店はあったのかということです。建物自体はそんなに古いものではありませんが、お寺の門前ですから、かなり古くからあったと考えられます。
出される食材は、当然、自分達で作ったものか、近隣で簡単に手に入るものだったでしょう。そうして、考えると全ての食材は、自前もしくは近所で揃えたはずです。それこそ、地産地消です。食材に限らず、生活に関わる凡ゆるものは、周辺で調達できたわけです。
そうやって今の自分達の生活を見ると、便利で豊かではあるけれど、はるか遠くから持って来られたものばかりです。
それを支えるのは、物流やお金でしょうがこれらが無くなった時、私達は過去のこうした地産地消の生活をする事が出来るでしょうか。
木ノ芽田楽を食べながらそんな事を思っていました。
食事は、大変美味しく頂きました。
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