最近のユーチューブめぐりで、ジェームス・テイラーの近況を見ました。
彼は、私が高校生の頃のヒーローでした。
それから、随分長い間聞き続けていましたが、10年位前からちょっと遠ざかっていました。
同じ様な感じで、又かと思うようになっていたからです。
最近、American Standerdというアルバムが出た様で、そのMVが、とても良く出来ています。
American Standerdは、アメリカのスタンダード・ナンバーの事で、これを彼がアレンジして歌ったものです。
最初、私は何を感違いしたのか、ジェームス・テイラーがアメリカン・スタンダードという意味に受け取り、
「凄い自信作が出来たんだ。」と思い込んで、しまいました。
ところが、動画を見ると、アメリカのスタンダードナンバーを演奏したものに気が付きました。
まったく何の情報を見ずに、触れるとこんな感違いをすることになるのですね。💦
で内容と言えば、まったくのジェームス・テイラーの音楽になっていますから、これまた凄いものでした。
元々の彼の音楽は、押さえ気味で、親しみやすいものですから、スタンダードナンバーととても近いものであるのが、
良く判りました。
良き時代のアメリカ音楽を 今、年齢を重ねたジェームス・テイラーが歌う事にとても感慨深く思いました。
彼が出て来た時は、ベトナム戦争や、学生運動が体制に潰された結果の無力感を表現する音楽として、
共感され支持されたと言う評論を見た事があります。
当時は、ボブディランを初め反戦歌がしヒットチャートを賑わしていましたし、ビートルズも従来の価値感を壊すことを体現
した事で、世界のトップバンドになりました。
この時、多くの学生が反体制に熱狂しました。知識人は、体制批判をするのがあたり前となっていました。
つまり左翼指向であったのです。
当時の米国は、世界の大国であり、世界中の若者が彼らに憧れ、日本の若者も同じ様に憧れ後を追いかけたのです。
ジェームス・テイラーは、彼らの後に出て来ましたが、私にはより自然な音楽て心地よかったので、ファンになりました。
彼の音楽は、ロックやフォーク、トラディショナルな要素もありとても楽しめますが、それが新しい音楽として捉えられた
部分もある様です。
日本では、細野晴臣さんが、かなり注目していましたが、ジェームス・テイラーは、スタンスは殆んど変えず
やって来ました。
世界は大きく変わり、米国も大きく変わった今、ジェームス・テイラーが発表したAmerican Standerdは、
米国が輝いていた時代を取り上げています。
学生運動は、結極誰かが仕掛けたものと思われます。体制を壊す事で利益を得るものがいて、学生歯、先棒を担がされた
訳ですがその後、これに気付いた人は、多くない様です。
特に音楽や、大学の先生は、学生への影響力を考えるととても気になります。
そういった意味で、ジェームス・テイラーは、重要な仕事をしていると思います。
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